【ブランド作り】ターゲットを決める
ターゲットを決める
あなたの理想のお客さまは、どんな人でしょうか?
どんな人がお客様になってくれたら、テンションが上がりますか?
想像したことはありますか?
まだ想像したことがなかったら、ちょっと想像してみてください。
これが実は非常に重要で。
ブランド作りをする前にまずは理想のお客さま=ターゲットを設定します。
これによって見せかたが変わってくるから。
あなたのブランドの商品を買ってくれるお客さまについて
まずは想像してみましょう。
客層の違いによって
色選び、言葉の使い方、商品ラインナップが変わってくるからです。
それではワークを通してやってみましょう!
ブランドコンセプトに合わせる
まずはあなたの作るものたちの
コンセプトについて探ってみよう。
あなたは自分のブランドをどんな感じにしたいですか?
例えば、
かわいい感じ?
それともクールな感じ?
はじめはざっくりとでいいので。
例えば、かわいい感じ!と思ったあなた。
「かわいい」にもいろんなかわいいがありますね。
大人かわいい、かっこかわいい、ゆるかわいい、キレイめかわいい、
あなたが想像した”かわいい”は
どんなかわいいでしょうか?
その”かわいい”の種類によっても
ターゲットがだいぶ絞りこまれると思います。
ターゲットを絞りこむ
ここまでで何となくターゲットの属性が分かりました。
今度は、もっともっと細かくターゲットを絞っていきましょう。
では、今回は”大人かわいい”がコンセプトのブランドを
作りたいとしますね。
大人かわいいって、実は幅が広いです。
20代前半の女性が、
少し大人っぽいファッションをしたくて選ぶアクセサリーなのか、
30代の女性が自分を大人だと感じるようになって、
20代のころ着けていたような
チープでかわいいファッションはもう卒業したくてつける
少し大人っぽくて、でも可愛く見えるアクセサリーが欲しいのか。
40代の女性が、もうじゅうぶん大人だけど、
おばちゃんっぽく見られたくない・若く見えたい、
でも可愛くなりすぎず、年相応のファッションで素敵に見せたいの!
というアクセサリーなのか?
50代以上女性が、
もう、本物のジュエリーもひと通り持ってきたし、
自分らしさを表現するために遊び感覚で、
だけど大人めでかわいらしさは失いたくないわ!
て感じで身につけたいアクセサリーなのか?
あなたのお客様になるターゲットをこんな感じで絞ってみてください。
それができたら、今度は、そのターゲットの趣味嗜好を想像してみましょう。
■ターゲット設定ワーク
以下、簡単なワークです。
答えをノートに書き出してみてくださいね。
Q. 1 あなたのブランドイメージは?
Q. 2 ターゲットの年代と性別
Q. 3 ターゲットのことを想像しよう
・好きなものと嫌いなもの出来るだけたくさん出す
・興味があることは?
・価値観は?
・どんなファッションが好き?
・どんな雑誌やサイトをチェックしてる?
できましたか?
とにかく、その人が好きなものの部分は、犬派猫派でもいいです。
ターゲットがどんな人か、その気持ちが想像できたんじゃないでしょうか?
ここで書き出してきたことは、
あなたが実際にブランドを作るときに、役に立ちます。
ターゲットが好きなものを使えばいいんですから。
デザインに使う色、フォント、ディスプレイ小物ひとつとっても、
使った方がいいもの、使わない方がいいものがわかるようになって
迷いが減りますよ。
ターゲットの属性を決めておくとなぜいいのか
将来お客さまになるようなターゲットのことを
”ペルソナ”とか、”アバター”とか、
ビジネス用語では呼びますが、
とりあえずここでは分かりやすく”ターゲット”と呼びますね。
ターゲットの属性って、また難しい言葉が出てきましたが、
要するに、あなたのお客さまがどんな人なのかを
細かく明確にしておこうということです。
でも、しぼったら売れなくなりそうじゃないですか?と不安に思った方。
私のアクセサリーが好きと思ってもらえる方がターゲットなんです!と思った方。
その気持ちわかります。
でも大丈夫。細かくしぼったとしても、
あなたのブランドを気に入ったら結果的に買ってくれます。
今ここで重要なのは、
ターゲットを絞ることで
ブランドの見せかたの方向性を決めておくと後々楽だよ!
ということ。
どんなターゲット向けたどんなデザインのアクセサリーなのか?
ってことを明確にしておくと
ブランドを作るときにいろいろ方向性が定まってくるからです。
例えば
- 価格設定
- 出店場所
- 備品選び
- 何のSNSを使うか
- アイテムの増やしかた
- ブランドカラーの選び方
- 商品説明の言葉使い
etc...
いろんな場面で、
ターゲットが好む方向性に合わせていくのです。
どうしてもターゲットを絞り切れない場合の対処法
考えてみたんだけど、どうしても絞り切れない場合。
例えば、デザイン性が大きく違うテイストのものを作っていて、
ターゲットをひとつに絞れませんという場合もありますよね。
そういう時は、同じブランドにしない方がいいです。
完全に分ける、あるいは
セカンドラインや姉妹ブランドで作るとか。
よくありますよね、
高級ブランドが年齢層を少しひくく設定した、
価格をおさえたセカンドラインのブランドを展開しているパターン。
ブルーレーベルとかブラックレーベルとか、アナザーなんとかとか。
いろんなサブ的な呼び名をつけて、
これはメインブランドのセカンドラインだよ!
もう一個のブランドだよ!
というふうに打ち出す。
ユニクロとGUとかもその例です。
または全く違うブランドで展開すればいい。
ブランド名を変えるのもあり。
メインブランドのエッセンスが入ったコンセプトが異なるブランドなら、
ブランド名 byメインブランド名 とするとか。
工夫してブランドを分ければ、
どちらかのブランドの邪魔になるようなことはありませんね。
ブランドを分ける理由は、
お客様に意図しない印象を与えてしまう可能性が高いから。
【まとめ】ブランド作りはターゲットをしぼって一貫性をもたせよう
ブランド作りは
一貫性をもたせることが大事です。
要は、お客様があなたのブランドを見たときに、
「あ、このブランドはこういう感じね!」と見てすぐ伝わること。
「あ、こういう感じすごい好き!」
と思ってもらえることです。
あなたのブランドに訪れたターゲットが、
あなたの商品が迷いなく、
「なんか好きかも!」と思ってもらえるように。
ターゲットが混乱を防ぐためにブランドのラインを分ける、
ブランドそのものを変更すること。
これで、ブランドごとにターゲットが決定できます。
まずは、ターゲットを決定してみてくださいね。