HANDMADE accessory de ブランド作ろう

自分のブランドを持ちたいアクセサリー作家のためにブランド化するための方法をご紹介します

ハンドメイドアクセサリーのディスプレイ方法

ハンドメイドアクセサリーのディスプレイ方法

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ハンドメイドアクセサリーのディスプレイ方法

アクセサリーのディスプレイをみなさんどうしていますか?

マルシェなどにリアルで出品する時に、

うまくディスプレイできなくて悩んだ経験はないでしょうか?

私は、自分の個展のときや、アクセサリーメーカーで店作りを任されていたときに一番こだわったのがディスプレイでした。

 

ディスプレイをただの陳列と思うなかれ。

ディスプレイは、売り上げにめちゃくちゃ左右します。

 

でもどうやったらよく見えるのかわからないと思っているあなた。

人と自分を比べてしまって苦手意識を持ってしまっていますか?

 

結構うまくディスプレイできてますよ〜と思っているあなた。

うまくできていると思っているのはもしかしたら自分だけかもしれません。

ただ、かわいくできたからOK!というような自己満足なだけでは

良いディスプレイとはいえないでしょう。

 

 

ディスプレイを上手く作れる人は、たいてい感覚的にもともとうまい人が多いものです。

だからといって、才能がなければディスプレイができないと言っているわけではありません。

 

 

感覚的になりがちな商品ディスプレイのポイントを今回は文字に起こしてみます。

 

 

 

この記事はこんな方に役に立ちます。

  • ディスプレイでいつも悩んでしまう方。
  • 商品を並べると作品が素敵に見えないと悩んでいる方。
  • 渾身のディスプレイを作ったのになぜかなぜかパッとしない方。
  • 学園祭のお店みたいなディスプレイから抜け出せない方。
  • 売れるディスプレイを作りたい方。

 

私はディスプレイは割と得意だと自負しています。しかも、プランが決まれば並べるのはめっちゃ早いです。

 

なぜ、早くできるかというと、ポイントがわかっているから。

メーカー勤務時代には、新規オープンを担当したり、
ショップ丸ごと全部ディスプレイしなければならなかったことも何度もありました。

これまで何百回もディスプレイを作った経験があるので、シンプルに場数をふんでるからかもしれません。

でも難しいことはありません。

ディスプレイにはコツがあるので、ポイントをつかんで組んでいくだけなのです。

 

ディスプレイ8つのポイント

ポイント#1 商品コンセプトを頭に入れてスタートする

ポイント#2 空間を作る意識

ポイント#3 アイキャッチを作る

ポイント#4 グルーピング

ポイント#5 目線の位置を意識する

ポイント#6 細部を意識する(POPで引き込む)

ポイント#7 引きの目線チェック

ポイント#8 ライティングの調整

 

順を追って解説しますね。

 

ポイント#1 商品デザインとコンセプトを頭に入れてスタートする

まず第一に一番大事なのが、コンセプトを決めること。

デザイン、ブランドのコンセプトを決めることで、ディスプレイの方向性もおのずと決まってきます。

 

ブランドのテイストはどんな感じか?

ターゲットや客層は?

どこにディスプレイするのか?

 

このあたりをまず、明確に絞りこむ。頭の中でどんな風なディスプレイが一番ブランドコンセプトに合っているのか、プランを練ってイメージを膨らませていきます。

これが、ディスプレイに取りかかる前の準備段階です。

ターゲットや客層の意識

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ターゲットや客層の意識

ターゲットや設置場所がどこなのかも重要ですね。

客層が比較的大人だったら、大人を意識した落ち着いた作りにする。

高級感がポイントかもしれないし、
逆に、大人の遊び感覚なデザインがポイントかもしれない。

 

若い客がターゲットだったら、目新しさを意識した作りにするなど。

ブランドコンセプトはどのターゲットを狙っているか?をしっかり入れておくと、
ディスプレイ作りに役に立ちます。

設置場所によって客層が変わる

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設置場所はどこなのか

場所は、たくさんの人がくるマルシェなのか、

店舗の中の一部、ショーケースの中なのか外なのか。

それだけでも全く違うディスプレイをする必要が出てきます。

 

ターゲットと設置場所はセットで考えることをおすすめします。
なぜなら、場所によってお客様の種類が変わってくるから。

 

例えば、たくさんの人がくるマルシェでも、
ファミリー向けの場所なのか、
それともフリマ感覚のマルシェなのか、
ハンドメイド系の人とは違うものが欲しいお洒落な人が集まるイベントなのかで、
全く違うお客様に会えますよね?

 

どんなディスプレイだったら、そのお客様の目を引くことができるかな?

どんなイメージで演出しようかな?

そう考えるとプランが変わってきます。

 

まず、どんなロケーションなのかをふまえた上で、客層とターゲットを考える。

それから次は、設置するのはケースの中?

それとも手にとってもらいやすいようなテーブルの上の展開?

といった具合に広い視点から細部へとプランを絞り込んでいくイメージです。

 

コンセプトにあった小物や什器選び

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コンセプトにあった小物や什器選び



以上のことがわかったら、そのコンセプトにあった小物や什器をそろえます。

舞台のセットのデザインを考えるようなイメージです。

例えば、今回のテイストは都会的でクールな感じだから、
人工的なアクリルや金属の小物を使おう。

または、ナチュラルなイメージだから、ウッディな什器を使ってみよう。

など。

コンセプトがしっかり伝わるような、什器や小物選びをします。

小物や什器を選ぶ時に気をつけること

前回、小物のえらび方と什器の選び方をお伝えしましたが、

その什器ひとつとっても、イメージがあることを忘れてはいけません。

 

例えば、商品を置く什器の素材。

木製なのか、金属なのか、ガラスなのか。

 

面積が大きいだけに結構イメージに影響を与えています。

 

もし、ディスプレイするスペースが決められていて決められているのであれば、

そこにイメージに合う布や台紙を下地に敷いたりするかもしれません。

 

その布をどんな素材にするのか、

ざっくりコットンの布なのか、光沢がある素材なのかでも変わってきます。

什器選びのコツ

什器というのは、ディスプレイ用品や商品を並べるための台や板、
高さを出すための棚などのことです。

 

什器は最低でも商品が乗る大きさは必要です。

板状のもの、お皿、コップ、台など、工夫次第で什器として使えるものがたくさんあります。

ただし、お皿やコップなどの小物を銃器に使う場合、
そのイメージが強く出るので、シンプルな板状のものがあると便利です。

 

いまは100円ショップやDIYアイテムが揃うホームセンターでも使えるものがたくさん揃います。

あなたのコンセプトにあった什器をそろえましょう。

 

小物選びのコツ

方向性が決まったら、小物を準備します。

商品と什器だけでは少しあじけないですから。

 

小物を選ぶ時のポイントは大きさ。

コンセプトのイメージにあった空間作りのポイントになるようなもので、
できれば少し大きめのものがひとつ準備できるといいですね。

ディスプレイする空間のイメージが決まります。

 

アクセサリーは小さいので、あまり小さい小物ばかりだと、
こまごまとしすぎてしまい、逆に作品の邪魔になってしまいます。

 

少し大きめのものをワンポイントにすることで、
全体のバランスが取りやすくなります。

それから小さめの小物、ディスプレイの雰囲気にあった小物たちも準備します。

アクセサリーを絡めて置けるようなものがあると素敵ですね。

 

 

ディスプレイは、商品コンセプトを頭に入れてスタートしよう

いかがでしたか?

今回は"ポイント#1商品コンセプトを頭に入れてスタート"
について深堀りしてみました。

長くなりそうなので、

次回は"ポイント#02 空間を作る意識"についてお伝えします。

 

お楽しみに^^